水のはなし
天然水の人びと
アクアセレクトGMの竹本大輔による水紀行
第42回 浦村奇跡の牡蠣編7
高品質の維持、そして美味しい食べ方
竹本
今生産者が75軒、お店が20軒くらいなんですね。
村田理事
地元の業者除いたら28ぐらい。
28軒の焼がきのお店があって、筏が1250台ありますな。あと、黒海苔(くろのり)の業者が1社。
28軒の焼がきのお店があって、筏が1250台ありますな。あと、黒海苔(くろのり)の業者が1社。
竹本
海苔の?浅草のり?江戸前の?
村田理事
うん。あれといっしょのですな。
竹本
その黒海苔買おうと思ったらどこに買いに行けばいいんですか?
山本支所長
生産者から直で買うんやけどさ。唯一の黒海苔生産者や。昔は60軒ぐらいあったんや。
竹本
60軒?これまたなんでそんなに減ったんですか?
村田理事
値が良かったもんで、一時ブームやったんや。
30年から45年くらい前かなぁ。ただ、その時の値は良かったんやけども、あんまり人が多すぎて値崩れしたんさ。それに薄い海苔、つまり品質の悪い海苔も出てくるしで、減っていきました。
30年から45年くらい前かなぁ。ただ、その時の値は良かったんやけども、あんまり人が多すぎて値崩れしたんさ。それに薄い海苔、つまり品質の悪い海苔も出てくるしで、減っていきました。
村田理事
やっぱ品質が命ですわ。
山本支所長
ホンマに。
竹本
だから、さっき言われてた「水浸透(すいしんとう)」とか、絶対させない、と言うことなんですね。
山本支所長
そうよ。水浸透で作った牡蠣って食べられへんよ。実はうちの嫁さんが牡蠣って絶対よう食わんって言うてたんやけど、ここへ来るようになってから、よう食べるようになった(笑)
竹本
山本さんの奥さまが牡蠣が苦手でお嫁さんに来られたんですね?
山本支所長
そうさ、食わへんだん。それがまぁここへ来て、ここの牡蠣を食うたら「スーパーでのと全然違う!」ってなって、本当の味を知ったというところやろな。
竹本
これはめちゃめちゃ説得力ある話ですね!!
竹本
実はうちの嫁さんも、牡蠣が苦手ってあんまり食わんのですよ。
村田理事
わしらんとこへ連れてきたら、エエねん(笑)
竹本
今度、連れてきますわ(笑)
山本支所長
牡蠣嫌いの人にはまずは牡蠣フライから。いきなり生は無理やろで、牡蠣フライとか焼牡蠣やったらエエんと違う?まあ、一番とっつきやすいやろね。
竹本
なるほど。
山本支所長
あと、蒸し牡蠣にすると、食いやすいんさ。
村田理事
レンジで温めるのもええな。
竹本
他にオススメの変った食べ方ってあります?
村田理事
まあ、みな牡蠣炒ってな オリーブオイルやにんにくで、やっとる人もおるしまあ色々やわ。グラタンみたいにしとる人もおるしね。簡単にできるのも多いよ。料理教室でやっとるしね。
竹本
料理教室ですか?浦村で料理教室でもやってはるんですか?
山本支所長
子供らに向けてそういうこともしとるわな。
竹本
まさしく地元の自慢の食材を使った「食育」ですね。
村田理事
自分も店を持ってまして、自分がやってたのは、牡蠣をちょっと炒めて、そいつをオイル漬けするんです。その牡蠣をな、バケットスライスして、ちょっとレンジかトースターにかけて、あとちょっと胡椒を振って、あとルッコラとかの葉っぱを乗っけて。
竹本
めっちゃ美味そうですね~!!
村田理事
まあ、ぼちぼち行かなあかんのと違うの?もう2時になってしもたで。
竹本
そうですね。すいません(笑)話が盛り上がりすぎて、焼がきの予約を忘れるところでした(笑)
今日は本当にありがとうございました。
今日は本当にありがとうございました。