
水のはなし
天然水の人びと
アクアセレクトGMの竹本大輔による水紀行
第22回 宮川その川文化編9
これからの世代へ
「若手ががんばってくれてるから大丈夫ですわ」と力強いお言葉を聞かせていただいた。宮川の未来は、彼らそして私たちに託されている。

対談も終わりに近づいたその時、若者が母屋に入っていくのが見えた。
竹本
こんにちは!始めまして。竹本と申します。お邪魔しています。
ぜひよかったら入ってください、ってぼくの家とちゃうけど(笑)
ぜひよかったら入ってください、ってぼくの家とちゃうけど(笑)
岡原孝弥さん
(以下敬称略)
(以下敬称略)
こんにちは。
水谷
これがさっき話した、22歳の若いもんですわ。
京都から来とるんです。
京都から来とるんです。
竹本
少し経歴を教えてください。
岡原
京都府立海洋高校(宮津市)を卒業して、そこから岡山理科大専門学校のアクアリウム学科を卒業しました。
クマノミの養殖を研究していました。水槽を作ったり、していましたね。
クマノミの養殖を研究していました。水槽を作ったり、していましたね。
竹本
京都からIターンされて、こちらのお仕事や環境はどうですか?
岡原
京都の舞鶴市出身なんですが、舞鶴と比べ物にならないくらいきれいなところですね。
竹本
舞鶴市もキレイなところだと思ますが、どの辺が気に入って、こちらに?
岡原
やっぱり川がキレイなところと、人がめちゃくちゃイイところですね。
竹本
なるほど(笑)
親元を離れて長いんですか?
親元を離れて長いんですか?
岡原
4年くらい離れています。
竹本
今はどういったお仕事をされてるんですか?
岡原
水槽の掃除とか準備とかです。鮎の餌やりを毎日5回やるんですが、それをやっています。
竹本
何が大変ですか?
岡原
鮎の選別ですね。夏場の選別作業が大変です。かがんでやるん腰が痛いですね。あと暑い(笑)。
水谷
あれ、もっとこうしたらエエんちゃうの?
(そしてお二人の話が少し続き、何か決まったようだ。)
(そしてお二人の話が少し続き、何か決まったようだ。)
竹本
一つ業務改善されましたね(笑)
しかし遠くから宮川に来られて、そして苦労されて…水産に興味を持たれたのは何がきっかけだったんですか?
しかし遠くから宮川に来られて、そして苦労されて…水産に興味を持たれたのは何がきっかけだったんですか?
岡原
小さい時から魚釣りを良くしていたんですね。
それで魚に関わる仕事が出来たらいいな、と思っていました。
それで縁があってここまで来ました。
それで魚に関わる仕事が出来たらいいな、と思っていました。
それで縁があってここまで来ました。
竹本
すごいご縁ですね。
やっぱり魚が好きとか、宮川が好きとか、それで人が集まっているんですね。
やっぱり魚が好きとか、宮川が好きとか、それで人が集まっているんですね。
竹本
岡原さんは幼少のころから宮川に来て仕事する運命だったんですね。
これからが楽しみですね。
これからが楽しみですね。
竹本
宮川が本当に復活されることをお祈りしています。
最後に、アクアセレクトのお客様にひとことお願いできますでしょうか?
最後に、アクアセレクトのお客様にひとことお願いできますでしょうか?
水谷
ぜひ遊びに来てください。
清流茶屋を訪ねていただければなにか特別なサービスをします(笑)
清流茶屋を訪ねていただければなにか特別なサービスをします(笑)
竹本
ありがとうございます。お客様にもお伝えしておきます。
本日は長時間にわたりありがとうございました。
本日は長時間にわたりありがとうございました。
大台町で、そして宮川の川べりでの再会を誓った。

編集後記
悠久の時を経て、滔々(とうとう)と流れる、日本一の清流「宮川」。
その宮川に、この人たちあり。
美しい流れと魚、そして人も戻ってきてほしいと願う彼らに、ただただ感動した。
つくづく事業は「想い」なのだと思う。
ただ、ひたすらに理想を追い求めるその姿に、「宮川」の本当の意味での復活を願ってやまない。
その宮川に、この人たちあり。
美しい流れと魚、そして人も戻ってきてほしいと願う彼らに、ただただ感動した。
つくづく事業は「想い」なのだと思う。
ただ、ひたすらに理想を追い求めるその姿に、「宮川」の本当の意味での復活を願ってやまない。

竹本大輔