
水のはなし
天然水の人びと
アクアセレクトGMの竹本大輔による水紀行
第35回 幻の酒米「伊勢錦」稲刈り最終回
Stand by Me : )
素晴らしい田園風景。美しい色彩のなかでの取材となった。
素晴らしい田園風景。美しい色彩のなかでの取材となった。

最後に
竹本
このお米でお酒が出来るのが楽しみですね。
元坂さん
宮川の特集が何度もテレビなどで放映されて、純米吟醸が売り出して3日で在庫が無くなってしまって、ありがたいなぁと思っています。
竹本
それはすごい!
元坂さん
今結構な日本酒ブームで「お酒無い」という蔵もあります。でも作らないとダメという時に、今度は米が無い、となる。
都会の小売店さんなんかと話していると「蔵元の酒がいつ切れるか分からへんから怖いわ」と言うてます。
都会の小売店さんなんかと話していると「蔵元の酒がいつ切れるか分からへんから怖いわ」と言うてます。
竹本
確かに酒屋さんは戦々恐々とするんでしょうね。
元坂さん
純米吟醸はすぐになくなってしまうんですね。
竹本
前回の取材の際に購入した純米酒が本当に美味しかったんで、また買わせていただこうと思っています。
元坂さん
ありがとうございます。
竹本
あれから、旧宮川村におばあさんの家がある先輩なんかから「隣町の大台町に酒蔵メーカーがあったんや」と驚かれたりしています。
元坂さん
先日北名古屋市にある酒販店さんの人と話していたら、ご自身で日本酒バーをやったり教室でお客さん増やしたり、顧客開拓ですごい取り組みをされてるんですね。一回話聞いてこようと思って聞いたら面白かったんですね。
竹本
ぜひ行ってみたいですね!
そういう考え方だとか相手さんの戦略性だとかが見えてくると面白くなってきますもんね。
そういう考え方だとか相手さんの戦略性だとかが見えてくると面白くなってきますもんね。
元坂さん
コシヒカリだともうとっくに刈れてるんですけど、早くもできないし難儀ですわ。
竹本
ちょっと無理したりすると止まったり絡んだりしますもんね。
初めて稲刈りした時のハザ干しが大変だったんです。前の日まで雨が続いて。ハザにする竹から切ったんですけれど、杭を打っても立たなくって。2回ほど倒してしまいました。
初めて稲刈りした時のハザ干しが大変だったんです。前の日まで雨が続いて。ハザにする竹から切ったんですけれど、杭を打っても立たなくって。2回ほど倒してしまいました。
元坂さん
ハザ掛けするとお米は美味しくなるんですか?
竹本
美味しくなりますね~。素人が何言うてんねん、という話ですけど(笑)
ただ、この宮川の水系で育てた米はやっぱり旨いと思います。普段それなりにこだわってお米を買っていますが、ここ宮川の米に勝てる米がなかなか無いです(笑)
この伊勢錦も楽しみですね~!
ただ、この宮川の水系で育てた米はやっぱり旨いと思います。普段それなりにこだわってお米を買っていますが、ここ宮川の米に勝てる米がなかなか無いです(笑)
この伊勢錦も楽しみですね~!
元坂さん
そうですね。
竹本
今日はお忙しいときにありがとうございました!
一粒の米。
地に落ちて…、本当に旨い一滴の酒になることを祈って。
地に落ちて…、本当に旨い一滴の酒になることを祈って。

幻の酒米「伊勢錦」。
この原風景がいつまでもいつまでも私たちの目の前に、そして心にあり続けることを祈って。
この原風景がいつまでもいつまでも私たちの目の前に、そして心にあり続けることを祈って。


竹本大輔