
水のはなし
天然水の人びと
アクアセレクトGMの竹本大輔による水紀行
第20回 宮川その川文化編7
静かに水を湛える「三瀬谷ダム湖」。旧大台町と旧宮川村の境にあるダム湖だ。

再び、子どもの遊びなど
竹本
いやー、今年はぜひとも漁業組合のことを宣伝しますよ。
今、子どもたちにとって日本の川って「遊んだらアカン」が基本やと思うんですけど、今の子どもさんに向けて、何か言いたいことってありますでしょうか?
今、子どもたちにとって日本の川って「遊んだらアカン」が基本やと思うんですけど、今の子どもさんに向けて、何か言いたいことってありますでしょうか?
水谷
外で遊びなさい、外に出なさいってことですな。
いろいろな経験をすることが大事やと思うんです。
それには、親がまず危ない目、危険な目に合っていることが前提やと思うんです。
ただウチの子ですら危ない目に合ってない。
これが問題ですやろな。
いろいろな経験をすることが大事やと思うんです。
それには、親がまず危ない目、危険な目に合っていることが前提やと思うんです。
ただウチの子ですら危ない目に合ってない。
これが問題ですやろな。
竹本
なるほど、やっぱり僕らの「子どもの親世代」がそういった経験をするってことですね。
水谷
学校でも、先生もそういった経験が少ない。
いろいろな話を、やれ危険や、やれ危ないと、どうも話を大きくしてしもたりするわけですわな。
いろいろな話を、やれ危険や、やれ危ないと、どうも話を大きくしてしもたりするわけですわな。
竹本
そう考えると、水谷さん世代って大事ですね。
水谷
ここの宮川で育った子はのびのびしてますわな。
あれは危ない、これはアカンというのはダメなんさ。
エエかっこしててもアカンしな。
あれは危ない、これはアカンというのはダメなんさ。
エエかっこしててもアカンしな。
竹本
アクアセレクトのお客さまによく「アクアセレクトさんのイベントに参加すると、泥だらけになるのが良いのよね~」と言われます。
こちらとしては「子どもさん、あんなに泥んこになってますけど、大丈夫ですか?」と聞くんですが、「もっと泥んこにしてやって」と(笑)
今、社会的にも、教育的な観点からも、求められていることなのかもしれません。
こちらとしては「子どもさん、あんなに泥んこになってますけど、大丈夫ですか?」と聞くんですが、「もっと泥んこにしてやって」と(笑)
今、社会的にも、教育的な観点からも、求められていることなのかもしれません。
水谷
今の子どもって、継ぎ接ぎのズボンを穿いてるってことないですやろ。
昔はようけ(たくさん)おったんさ。
昔は貧しかった、というのもあったと思うんですが、ズボンが破れるような遊びばっかりしてたんですな。
どうせすぐ破るんやし、継いどいてやろうか、と。
昔はようけ(たくさん)おったんさ。
昔は貧しかった、というのもあったと思うんですが、ズボンが破れるような遊びばっかりしてたんですな。
どうせすぐ破るんやし、継いどいてやろうか、と。
竹本
なるほど(笑)
水谷
昔はほったらかしやったというのもありますわな。
竹本
今はちょっと過保護になってるのかもしれないですね。
もちろんそこの家のやり方がいろいろあると思うんですが。
でも、宮川の漁業組合のトップの方がそのようなお考えで安心しました。
ウチの子も、もっと宮川で遊ばせようと思いました(笑)
もちろんそこの家のやり方がいろいろあると思うんですが。
でも、宮川の漁業組合のトップの方がそのようなお考えで安心しました。
ウチの子も、もっと宮川で遊ばせようと思いました(笑)
水谷
「子どもを川で遊ばしたらアカン」というような、ちっちゃな考え方ではダメだと思うんです。
田舎の人って意外と保守的なところもあります。
細かいこと言わんと、他所からの人も受け入れて大きな気持ちでやらんと。
田舎の人って意外と保守的なところもあります。
細かいこと言わんと、他所からの人も受け入れて大きな気持ちでやらんと。
竹本
いやー、やっぱり宮川って良いところです。人も川も環境も全部ひっくるめて「川で遊ぶ文化」がまだまだ残っていますね(笑)
若手の登場でさらに柔和なお顔に。詳しくは次回以降。
