水のはなし

天然水の人びと

アクアセレクトGMの竹本大輔による水紀行

第33回 幻の酒米「伊勢錦」稲刈り5

伊勢神宮 式年遷宮

アクアセレクトの採水地である三重県多気郡大台町は、伊勢神宮の豊受大神宮(外宮)横を流れる「宮川」沿いに集落が点在している。
「宮川」はその昔「豊受宮祓川(とようけのみやはらいがわ)」と呼んだ。
それが「豊宮川」と短縮され、「宮川」と呼び名が変遷したという。

伊勢市内において、宮川には明治初期まで橋が一本も掛けられていなかったという。
江戸から、京の都から、そして大坂から、全国から、お伊勢参りに来る参拝者には、船で渡るか、大半は清流「宮川」を渡っていた。
これはお伊勢参りの前に穢れを祓う目的であったのではないか、と言われている。

伊勢神宮はこの年式年遷宮。伊勢神宮との関わりもお話しいただいた。
式年遷宮はやはり特別なものと元坂さん。神領民としてお白石持ち行事に参加されたとのこと。
稲刈りはまだまだ続く。
元坂さん
先日、お白石持ち行事に参加してきたんです。
竹本
伊勢神宮の式年遷宮の一般の方参加の最大のお祭りですよね?
ああいった行事に参加されていかがでしたか?
元坂さん
何とも言えず良いものですよね。
神様はまだお遷りしていないんですけど、その御敷地に入るのは、何とも言えず神聖な気持ちになります。
また御敷地に入れるのはその時だけですし、新しいお社もすごいですしね。
神領民(しんりょうみん:伊勢神宮の領地に住まう人たち)として行きましたから、ものすごく気持ちが入っているんですよ。伊勢神宮を建てる気持ちというか、周りの人も気持ちが入っているんで結構いいですね。
竹本
神領民として参加されたというのは?
元坂さん
ウチの嫁さんが内宮の前にある勢乃国屋(せのくにや)の娘なんです。
おかげ横丁と並行に走っている車が通る道があるじゃないですか?あそこの一番神宮に近いところです。
竹本
えー!知ってます知ってます!
元坂さん
そこが嫁の実家なんですわ。
今度外宮前にも「豊恩館(ほうおんかん)」というレストランを作ったんですわ。
竹本
へー、今度行ってみます!
ホントに神宮すぐそばの神領民さん、なんですね。
元坂さん
だから、20年前もお白石持ち行事に参加しているんですよ。
竹本
そうなんですね!
元坂さん
今度宮移りすると、3月までは新しいお宮さんにお参りして、古いお宮さんにも参拝できるんですね。
竹本
それは神領民の方だけですか?
元坂さん
いやいや、一般の方もお参りできるはずです。だから3月まではものすごく人が多いんですよ。
とんでもない数の参拝者だと思います。
竹本
そうなんです。
大台町の方に聞いても「あんなに人が多いから人が少なくなってから行く」という方が多くって…なかなかお話が聞けませんでした(笑)
元坂さん
なるほど(笑)
お白石持ち行事では、一番車で宇治地区というところで奉納させてもらいました。
うちらの地区が6,000人、その後ろが二軒茶屋地区で8,000人、そんなのが一日で3組くらいあるんです。
それが通る時は一般の人は参拝を止められるんですね。そうすると時間が無いんですよ。それでお参りせずに帰る人も結構いると聞きます。
竹本
なるほど。
元坂さん
それに加えて、一般から「一日神領民」というのを公募するんです。
そこに芸能人なんかも結構来るんです。
竹本
それ目当てでまた人が増えるんですね(笑)
元坂さん
そのお白石持ち行事は7月末から9月初めまで行います。
そこまでが一般の人たちが参加できるお祭りなんです。
竹本
下世話な話ですけれど、式年遷宮にかかるお金は全国からの寄付と聞いたんですが。
元坂さん
そうです。全部寄付で行われます。総額550億円集まります。
竹本
550億円!江戸時代の伊勢講の影響が残っている、そんな感じがしますよね。
元坂さん
20年前は350億円でした。
竹本
うーん。伊勢神宮式年遷宮の経済効果ってすごいんですね。
あと、伊勢神宮で使われていたヒノキが全国の神社の建て替えに使われると聞いたのですが。
元坂さん
そうなんです。おふだになったり、鳥居になったりすると聞いています。
竹本
ほぼ毎年ぼくら会社のメンバーで伊勢神宮をお参りさせてもらっています。それも外宮からです。
地元の商工会のガイドさんをお願いして解説いただきながら。
やはり宮川の水を扱っているものとして伊勢神宮のことを知らんとアカンやろと言うことで、研修がてら行っています。
元坂さん
良いことですね。
言うなれば「刈りたてホヤホヤ」の圃場。坊主頭にされた小姓さんのような風情。
竹本大輔

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