アクアコミュニティ

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田んぼオーナープロジェクト

いつまでも新鮮な天然水をお届けするために

竹本大輔:2012年05月14日

「なぜぼくらは懲りずに’田植え’をするのか?」

アクアセレクト田んぼのオーナー制度を毎年やっていて感じること。


それは子どもたちは、生まれながらにしてものすごく生き物好きだということ。


ぼく自身、生き物とはちょっと縁のある環境で育ちました。
大阪市阿倍野区西田辺町というところで生まれ育ち、近くには長居公園とその中に大阪市立自然史博物館があって、そこの友の会に入り、週末には捕虫網を片手に自然観察会などには毎回のように参加していました。

夏休みの宿題はほぼ昆虫採集の標本や観察記録、という子ども時代を送りました。

それに加えて、小学校時代からザックひとつで週末バックパッキングに熱中できる仲間にも恵まれました。


では、平成20年代の子どもたちはどうでしょうか?


彼らは、ぼくらの時代となんら変わることなく、生き物が好き、大好きです。

目をキラキラさせながら、いつまでもいつまでもダンゴムシを手の中に大事に握っています。
クロオオアリの行列を見つけたらいつまでもその行動様式を観察し、本当に噛むかどうか手のひらから腕から自ら人体実験に取り組みます。
お母さんたちの悲鳴も空しく、ミミズを伸ばしたり縮めたり。
イモリの脱走を自分の服がどうなろうともどこまでも追いかけ、サワガニにかわいい小指を鋏まれようとも、グッと涙をこらえます。
アオイトトンボの優雅な飛翔に翻弄され、オニヤンマの鋭い急降下にたじろぎ、アキアカネの天高く舞う様子に口を開けて見送っても、彼らは決して諦めはしません。

そう、子どもはいつまでも、こんな感じ。

もちろん、宮川に来ていただいているお客様はそういった体験をとても大切にしてくださっている方たちであることは十分理解していますが、それを差し引いたとしても、子どもたちは生き物好き、であると言えます。

そんな子どもたちに、これまで日本の原風景となってきた、森林や里山や水田、清流の風景の中で、それこそ時間を気にせず、もう十分!と言えるくらい、生き物たちと遊んでほしいとアクアセレクトは願っています。

この生き物と遊んだ実際の生きた体験こそが、これからの日本の、世界の生物多様性を守り得る唯一の手段ではないかと思うのです。

この豊かな日本の森林、里山、水田、清流の風景を守って行くのは、もちろん私たち大人です。しかし決して大仰な保護活動やマーケティング理論に則ったエコやロハスなどではないと思うのです。
アクアセレクトの活動も、いつまでも新鮮な天然水をお届けできるように、自然豊かな水源地を守っていきたいと考えています。

あの小さな手に握りしめられたイモリがミミズがオタマジャクシが、彼らにその命の尊さを語っている、と言ったら大袈裟でしょうか?

ただの田植えではありません。もう泥んこになって(鼻の穴から耳の穴まで泥だらけになるくらい)、生き物を追いかけまわしませんか?

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