水のはなし

熱中症に気をつけよう

ご存知ですか?熱中症の予防と対策

かくれ脱水に気をつけよう


「かくれ脱水」という言葉をご存知ですか?


気温が高くなるこの季節、気をつけたいのが熱中症です。
梅雨明けを迎えると、熱中症になってしまう方が急増します。
熱中症は、高熱の出るイメージですが、実は、体から水分が失われることによって脱水から起きる病気なのです。
ですので、熱中症の予防は脱水症にならないことと言えます。

「かくれ脱水」という言葉をご存知ですか?
最近では、熱中症になる一歩手前、自覚症状のない脱水を「かくれ脱水」と呼び、注意を促しています。

かくれ脱水とは何か、また、かくれ脱水にならないための予防法をご紹介します。


『かくれ脱水は熱中症の最初の段階』

脱水症は進行するまで、これといった症状が出にくいのが特徴です。
体が動かなくなったり、血圧が下がったり、尿や汗が出なくなったりという状態が脱水症です。
しかし、自分ではなかなか気付かないけれども、体の中の水分が失われている状態を「かくれ脱水」と言います。ここで気をつけたいのが、この段階では自覚症状はないという点です。

かくれ脱水になってしまうと、疲れやすくなったり、食欲が落ちたりします。
体の中の水分が失われることによって、食欲が落ち、消化管への血流もダウンすることで、消化吸収がスムーズに進まなくなり、疲れやすくなります。
そして消化器の血液量が減ると食欲もさらに減退してしまいます。食が細くなると、栄養素が足りなくなり、食べ物から水分と電解質が摂りにくくなるので、体液が減少し、さらに脱水症に近づいてしまいます。

『大切な水分の取り方』

3食きちんと食べていれば、必要な水分というのは十分取れていますので、一般成人の方は、喉の渇きを覚えたら、その都度、水分をとれば大丈夫です。
高齢者の方は、3食の食事量が少ない場合、必要な水分量に足りていないことがありますので、こまめに水分をとったほうが良いです。
お子さんに関しては、成人の方同様に、喉の渇きを覚えたら、その都度、水分をとってください。
お子さんは、小さな体に関わらず、大人と同じ数の汗せんを持っているので、汗をかきやすくなっています。ですので、大人以上に水分を必要とします。十分な水分補給を心がけてください。


『気をつけたい高齢者のかたの水分補給』

高齢者の方が熱中症になってしまうケースが多くなっています。
これは、高齢者の方は、暑さを感じるセンサーが鈍くなっていたり、エアコンの風が苦手で、夏場に暑さを我慢される方が多いからだそうです。
脱水症の多くは実は屋内で起こります。マンションのように気密性の高い集合住宅では、風通しが悪くなり、汗をかいても蒸発しにくく、体温が下がりにくいため熱中症のリスクが上がってしまうのです。
屋内に居ても、こまめな水分補給を心がけてください。


1日に必要な水分量は、体重によって知ることができます。 
人間が必要とする1日当たりの水分量は、「体重×1kg当たりの必要水分量(ml)」で求められます。

○幼児 100~120ml 
○子供 50~100ml 
○成人 50ml 
○老人 40ml

50kgの成人の方でおよそ2.5リットルの水分量が必要となります。
3食きちんと食べていれば、50kgの成人の方の必要な水分量、およそ2.5リットルの半分、1.2リットルぐらいの水分は食事で取れるので、残りの1.3リットルの水分を補給すれば大丈夫です。


基本は規則正しい生活です。3食きちんと取って、睡眠時間を確保し、仕事や運動の間に適度な休息を取ってください。
これを守って生活していれば、多少暑くても「かくれ脱水」にならないか、なっても知らないうちにすぐに回復すると言われています。
喉の渇きがあれば、屋内にいても、すぐに水分補給をしましょう。


「かくれ脱水」を早期に見つけ、脱水症を起こさないことが大切なのです。

簡単にかくれ脱水をチェックできます。是非、一度、試してみて下さい。
「かくれ脱水」チェックシート(一つでも該当があったら要注意)

参考:
かくれ脱水JOURNAL『かくれ脱水チェック』より
かくれ脱水JOURNAL『かくれ脱水って何?』より

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