
水のはなし
天然水の人びと
アクアセレクトGMの竹本大輔による水紀行
第4回 元坂酒造さま 良いお酒は良いお水から
今回特別に酒蔵を見学させていただいた。やはりお水の影響は大きいとのこと。

良いお酒は良いお水から
竹本
次にお水のことを教えてください。
元坂
酒造りと米作り、どちらも良い水でないとできません。
ここ旧大台町は、旧宮川村ほどではないんですけど、雨が多い。そして山が多い。
うちは10mほど掘った井戸の地下水を使っています。
山に降った雨が宮川に流れる前に汲み上げている、ということになります。
雨量が多いから水量が多い、それで水がきれいというのが特徴だと思います。
水に恵まれたところでやらせてもらってるなぁと実感しています。
それでね面白い話なんですが、宮川水系ってその周辺の井戸水がきれいなんですよ。
うちもそのまま飲んだり洗濯したりしています。
お水には今のところ恵まれているのでありがたいですね。
ここ旧大台町は、旧宮川村ほどではないんですけど、雨が多い。そして山が多い。
うちは10mほど掘った井戸の地下水を使っています。
山に降った雨が宮川に流れる前に汲み上げている、ということになります。
雨量が多いから水量が多い、それで水がきれいというのが特徴だと思います。
水に恵まれたところでやらせてもらってるなぁと実感しています。
それでね面白い話なんですが、宮川水系ってその周辺の井戸水がきれいなんですよ。
うちもそのまま飲んだり洗濯したりしています。
お水には今のところ恵まれているのでありがたいですね。
竹本
うちもお水そのものを販売していますからありがたいですね(笑)。
竹本
あと、ぼくらがお米を自分たちで作ってる理由なんですが、きっかけは村の人たちの「あんたら宮川村の米食ったことあるか?」「旨いで~」という言葉だったんですね。実際に食べてみると「こんな米食ったことないな!」と感動しました。
元坂
水が良いのが決定的な要因ですけれども、寒暖差があるというのが大きい要因ですね。
良いお酒、お米もお茶もそうですね。
良いお酒、お米もお茶もそうですね。
伊勢注連縄(いせしめなわ)が掛けられた酒蔵の玄関。伊勢、奥伊勢地方では「笑門」と書いた注連縄(しめなわ)を1年中掛けておく風習が今でも根強く残っている。

やはりとも言うべき、宮川水系の水質の良さ。伊勢、奥伊勢、東紀州における他の水系と比べても、宮川水系周辺は井戸からしてその水質が良い、という。また寒暖差を利用した、酒造り、茶作り。この地の、人と自然が一体となって産み出される、まさしく食文化とも言える名産品の数々。アクアセレクトもその一つだという自負を改めて感じ、身が引き締まった。

竹本大輔