
水のはなし
天然水の人びと
アクアセレクトGMの竹本大輔による水紀行
第2回 元坂酒造さま お酒の楽しみ方
お酒の楽しみ方
元坂
山廃(やまはい)の燗酒(かんざけ)が最高なんですよ。なんで、そっちを一所懸命やってます。
竹本
「お燗(かん)」は乱暴という意見もありますが。
元坂
まぁ好きに飲んだらええんですよ。それで行き着くと「燗(かん」になるかな?と思うんですね。ただその途中の人に先の話をいくら言っても分からないのかも?(笑)
竹本
なるほど。なるほど(笑)。そういうのを気に入っている人にいくら「燗(かん)」の良さを勧めても分からないですね。
元坂
今香りのあるタイプがバンバン売れてますけれども、うちは「お酒は食中酒」という考えなんです。
「料理に寄り添う酒」なんですね。食べて飲んで美味しい。これが大事なんです。
特に香りがあると食べものがダメになってしまうんです。
和食はもちろん、洋食にも合いますが、きちんと作った純米酒は最高ですね。
食事も美味しいしお酒も美味しいし、となるんですね。
「料理に寄り添う酒」なんですね。食べて飲んで美味しい。これが大事なんです。
特に香りがあると食べものがダメになってしまうんです。
和食はもちろん、洋食にも合いますが、きちんと作った純米酒は最高ですね。
食事も美味しいしお酒も美味しいし、となるんですね。
竹本
「お燗番(かんばん)」も食事に合わせて温度を変えるって言いますもんね。
元坂
そうなんです。お燗番の腕次第でその店の売り上げが変わってくると言います。
美味しいと「もう一本!」となるでしょ。それと合わせてね、食事も「もう一品!」となるんです。
美味しいと「もう一本!」となるでしょ。それと合わせてね、食事も「もう一品!」となるんです。
元坂
うちも松阪市のお寿司屋さんに入れてもらってるんですが、昔は普通酒を使ってみえたんですね。
それがうちの純米酒に変えてもらったんです。
今お寿司屋さんでも日本酒を飲む人が少なくなってきていて、1本空くのに今までは3日かかってたんですけれど、今では一日2本空く日もあるんです。
「値段が高いけれど、お客さんはよー飲んでくれるわ」と言われてました。
それがうちの純米酒に変えてもらったんです。
今お寿司屋さんでも日本酒を飲む人が少なくなってきていて、1本空くのに今までは3日かかってたんですけれど、今では一日2本空く日もあるんです。
「値段が高いけれど、お客さんはよー飲んでくれるわ」と言われてました。
竹本
午前中ですけど、日本酒を飲みたくなってきましたね(笑)。
元坂
お店の方はコストを考えて安いの安いのってなりますけど、それ追求しててもお客さん増えませんから。
本当の良いものを置いてもらったらお客さんも増えるんじゃないかと、考えてます。
本当の良いものを置いてもらったらお客さんも増えるんじゃないかと、考えてます。
竹本
本当にそうですよね。
元坂
それを目指して30年なんですけど、なかなか辿り着かないんです(笑)。
事務所から見た酒蔵(さかぐら)。創業200年余りの歴史。

良いお酒は、よいお水から。これが10m地下から汲み上げられる、宮川の伏流水。中庭にあるタンク。

お酒の成分の80%が水分である。もちろん造り手の腕があってこそだが、酒の味をその水の質が決めると言っても過言ではないだろう。蔵の造りにも創業200年余の風格が漂う。

良いお酒は、あと一品の食事にも貢献する、とは目から鱗であった。アクアセレクトにも同じことが言えるだろう。アクアセレクトを入れてもらっている飲食店さんも多い。水割りやお湯割りが美味しいと言ったお話をよく聞く。お水が美味しいからお店の売り上げ、ひいては来店者の健康と「美味しい!」という感動に貢献する。そんな品質とサービスであり続けたい。

竹本大輔