アクアコミュニティ

田んぼオーナープロジェクト
安心、安全へのこだわり
アクアセレクト田んぼのオーナー制 稲刈り
2008年から始めた「アクアセレクト田んぼのオーナー制度」。
採水地の休耕田(耕作放棄地)をアクアセレクトがお借りして、お客様ご自身にお米を育ててもらおう!という企画です。
今日はその稲刈りです。
この企画の趣旨を今一度書いておきます。少しお付き合いください。
ご存知の通り、中山間地域の少子過疎化はとどまるところを知りません。
いわゆる「限界集落」と呼ばれる山あいの集落においては、労働力の減少も顕著で「中山間地耕作放棄地」は増加する一方です。
採水地である三重県大台町(旧宮川村)とて例外ではありません。森林は荒廃し、田畑は耕作を長年放棄されている、そんな状況です。
2007年9月のことです。たまたま「採水地見学ツアー」に毎年ご参加いただいているご夫婦から「もっと大台町(旧宮川村)で遊びたい!」とご要望がありました。
せっかくご要望いただいたのだから「何か自分たちの手や体を使って出来ることはないのか?」と考え、それじゃあお客様のご協力で、休耕田を復活と美味しいお米作りに挑戦しようじゃないか!となりました。
おかげさまで、毎年たくさんの方のご賛同があり、そしてたくさんの方の農作業へのご参加がありました。そんな皆さまのおかげで、美味しいお米と美しい田園風景が復活していったのです。
低農薬そして天日干し、何より「日本一の清流(国土交通省1級河川水質調査第1位)」で育てたお米。
そして、おばあちゃんたちの「この黄金色の景色だけでエエもんやなぁ。ありがとな。」の声に象徴される、山里の実り豊かな田園風景が復活したのです。
今年は駐車場をお借りしているおばあちゃんから「あんたらエエことしてるなぁ。よかったらウチも息子が田んぼを作らへんて言うてるから、なにか作ってみるか?」とお声掛けいただき「もち米」作りに挑戦しています。
この「田んぼのオーナー制度」を通して、少子高齢化や中山間地耕作放棄の問題、農作業から学ぶ集落のあり方、獣害問題、そして食の安全や食へのこだわり、という課題があることに気づきました。
今年のお米も、とっても美味しく出来ました。
この美味しいお米とともに、これらの課題とその解決策を、少しずつではありますが、みなさまに合わせてお届けできればなぁ、なんて考えています。
たわわに実る稲穂。
クサキリもびっくり。
さあがんばるぞ~。
お仕事お仕事。
スタッフも楽しみました。
いぇ~い!
稲架(はざ)=文字通り、稲を架ける木を組んでいきます。
何度も使えるように紐で結わえます。
ここにも結の文化、そして持続可能な社会があります。
まずは杭打ちから。あぶな~い!
架けていきます。
だいぶ掛かってきました。
なにが捕れた?
アキアカネも色づいて。
やっとつかまえたよ~!
こっちはトノサマガエル!
完成に近づいてきました。
みなさま、ありがとうございました!