アクアコミュニティ

アクアセレクトブログ
お月見どろぼう
わが名古屋市名東区大針地区には、ちょっと変わった行事、その名も「お月見どろぼう」というものがある。
今年は台風17号の影響で、1週間後の10/8に行われた。
この「お月見どろぼう」、中秋の名月の晩に子どもたちが町内を歩き「お月見どろぼうでーす!」と言って各家庭からお菓子をもらっていく、という風習だ。今でこそお菓子だが、昔はお団子やお餅だったらしい。
まさしく日本版ハロウィン。
子どもたちは必死で町内を走り回り、お菓子で手さげ袋をいっぱいにし、その量を競う。
三重県四日市市で育った方に聞いてみると「子どもの頃はエスカレートして押し入れの中とか探すものだから、むちゃくちゃ叱られましたよ」とのこと。
また別の友人が感心していた。「なるほど、だからお団子は縁側に置いてあるのか。子どもたちがどろぼうしやすいように。」
いやーいい風習。
そうそう、1週間遅れたこともあって、酒のつまみにわが家提供分から4袋ほど盗み食いして、当日バレてこっぴどく叱られた。「あんたホンマにどろぼうやん!」と。
それもあって今朝は下の子に「パパ、ぼくのどろぼうしてきたお菓子、どろぼうしてないよね!」と釘を刺された。
うーんお菓子の恨みは深く、怖い。
たかがお月見どろぼう、されどお月見どろぼう。
来年が待ち遠しい。
開催日までにこんな五か条が配られる。洒落っ気があっていい。
子どもたちは猛ダッシュ!追いつかない。
「あっ、あそこにあった!」子ども声が響き渡る、秋の夕暮れ。