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秋祭り 里神楽と棒の手と
今年も、住んで8年目になる地元の秋祭りに参加しました。
昨年も感動したのですが、今年もやっぱり「子どもも大人も本気」で感動しました。
ちょうど4年前から取り組んでいる「アクアセレクト田んぼのオーナー制度」が教えてくれたことがあります。
農作業において家族やその所属する集落での「共同作業」が欠かせません。
農耕民族の流れを汲む私たちは、共同作業、すなわち地域での協力・繋がり・絆というものを、生活の基盤に据えて社会を発展させてきたはずです。
そんな繋がりや絆がいつの間にか希薄になりました。しかし再びそれらが見直されるようになり、その尊さが声高に叫ばれるようになっていることはご承知の通り。
それを大上段に構えることなく、体感、実感させてくれるのが、今日の「秋祭り」。
本来は豊作を祝い、来年の豊年を神々に祈る神事だったはずですが、現代社会においては、地域の協力・繋がり・絆を取り戻させてくれるイベント、地域ぐるみで子どもを育てていこう!という行事に、長い時間を掛け醸成されていたんだなぁ、これって田んぼの作業と一緒なんやなぁ、と実感した次第です。
年代を超えて、生まれ育った郷里の違いを超えて、地域社会の絆の大切さ、そして地域ぐるみで子育てに取り組む素晴らしさを実感させてくれる「秋祭り」。
今年も素晴らしい体験でした。
今年は気合い入れて早めに到着。
わらわらとみんな集まってきます。
神主さんの御払い。その前に「子ども達、うるさい!!」の一喝が。うぇ~(T_T)
町内会の重鎮?の方々も。(あとでお神酒を頂いたすごく陽気なおっちゃんたち)
さぁ、町内一周そして高牟神社への奉納の旅路の前に、一枚。
このお神輿も父兄さんたちの手作り。凝ってるな~。大人も本気。
そうこうしているうちに「おい、お神酒飲んでけ!」となって…(もちろん出発前)
着たい!と思っていた法被を借りました。言ってみるもんです。うれしい!
さぁ担ぐぜ~。
獅子舞にも入らなきゃ!
奉納する神社は隣の小学校区。交通量の多い交差点を通ります。その名も「極楽」交差点。
しかし、遠い…
高牟神社に到着。
そもそもはこういうお祭りだったんですね。
本殿へ。
巫女さん(高学年の女の子たち)の、巫女舞の奉納を見て、礼拝。
来た道は帰らねばなりません。しかし帰れば豚汁とつき立てのお餅が!
お餅は大人たちがつきます。
お祭りの締めは、無形文化財「棒の手」の演舞。素晴らしい。
彼らの練習量はどれほどのものなのでしょうか。圧巻の演舞。本当に素晴らしい。
準備された町内会のみなさま、高牟神社の関係者のみなさま、本当にありがとうございました。
子どもたちにとっても、大人たちにとっても(いやむしろ大人たちにとって?)、貴重な体験が出来ました。
未来永劫、この素晴らしい文化が継承されるように。
おわり。