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ホタル湧く宮川(の支流の浦谷川)6/12
ホタル湧く宮川(の支流の浦谷川)6/12
梅雨の晴れ間をぬって、田んぼの世話&ホタルツアーに出かけました。
前日が大雨だったこと、また当日の天気予報も「夕方から雨」という絶望的なものだったため、参加者の少ないこじんまりとしたツアーになりました。
この時期の田んぼは雑草との闘い。無農薬の農業がどんなに大変なものか、この時期ほんとうに身に沁みます。でも農作業を終えたあかつきには、せせらぎに泥んこの我が身を洗い大自然を満喫する、というお楽しみが待っているのです。今日は農作業中は曇天、作業後に雨天となったため、せせらぎでの初泳ぎは次回へ持ち越しとなりました。
さて日が暮れてからは本日のメインイベント、ホタルの鑑賞会です。この地方ではあまりのホタルの多さから「ホタルが湧く」というほど。
ぼくが好きなのは、村のおじいちゃんおばあちゃんと「そろそろかな?」と言いながら、一緒にわいわい、そしてわくわくしながら待っている、黄昏のあの時間(今回は大雨だったため家屋の中での待機でしたが)。世代を超えてホタル湧くこの沢筋に共に生きていく感動を共有している時間、と言うと大げさでしょうか?
でも、日本の「里山」には、「人間を寄せ付けない過酷な自然」というのとは違った、人間と大自然が、ずっと昔から、対話しそして共生してきた、そんな歴史があると感じます。
参加していただいた方から「あまりにも幻想的で言葉を失してしまうほどでした。」という言葉をいただきました。そんな言葉を失うほどの感動を、そして日本が世界に誇る「里山文化」とも言うべき、あの黄昏ゆく沢での素敵な時間を、ずっと守って行きたいと思うのです。