アクアコミュニティ

アクアセレクトブログ
親友からの電話 4/8
小学校1年から同じクラスだった親友で、今は、海上自衛隊の舞鶴基地で衛生員という仕事をしている奴から、さっき急に電話があった。
どうしたんや?と聞くと「急に人恋しくなってな。」と、もうエエおっさん(37歳独身)が話し出した。
震災直後に、召集がかかり、一路舞鶴からバスで横須賀へ。横須賀港を出港したものの、石巻で接岸できず、石巻港の沖合いから小さいボートに物資を積みこみピストン輸送で、医療品を運搬する任務だったとのこと。
おびただしい瓦礫、そして遺体の数。とくに子どものご遺体を上げるときは、なんでこんな小さい子が??というやるせなさのみが込み上げてきた。わが子を亡くされた方、友人と死に別れた方と話していると、急に懐かしくなって昔の仲間に電話してるんや、と言ってた。
被災者は「みんなの数が揃うまで、私の分はいいから他の人に回してあげて。」というんや、言葉に表せん惨状やったけど、こんな気質に日本人の希望を見た、とも。
また、おれら自衛官が出来ることには限界がある。これから必要なんは、もっと被災者の要望に応えることが出来る、お前ら民間やで、とも。
ほんまになにが自分に出来るんやろ?
考え始めるとますます仕事が進まない、けど、今この瞬間も考えて考えて一人ひとりが出来ることを精一杯やろう。今こうやって仕事に打ち込めていることを感謝しよう、と思った。そこからや、と。
今はゆっくり休め。また名古屋に来い、ゆっくり酒でも飲もうや。そう言って電話を切った。
がんばろう、今日も明日も明後日も。